秋が来た

   ♪秋が来た、秋が来た、どこに来た
             山に来た、里に来た、野にも着た♪


・・・ついに私のところにも秋が来てしまいました。秋は容赦なく日本を覆っていきます。
「もう秋はいいです、結構です。私だけ秋をキャンセルします!!」ということで、秋をキャンセルする方法を探しに行きました。この試みが成功すれば、日本で私だけが四季ならぬ三季を過ごすことになるのです。春、夏、冬オンリー。
こんなことができるのも若いうちだけですね。年をとってからこの設定にしようものなら体を壊すこと間違いなしでしょう。そう考えると人間は自分の体を削って“娯楽”してんだな〜。ちょっぴり切ない気分です。
さて、肝心のキャンセル秋プラン略して「キャン秋プー」ですが、どこに申し込めばいいのでしょう。とりあえず神頼みが一番ということで、近くの神社にお賽銭を入れてみたいと思います。「カケマクモカシコキ平○明神*1、ワレニダケ『キャン秋プー』サセタマエ、ハライタマエ、キヨメタマエ」

・・・一週間ぐらいたちましたが兆候は現れませんでした。多分お賽銭の額が低かったのが原因でしょう。無念ダムネン*2
次の手段を考えることにします。やはり秋の訪れを予感させるのは紅葉。赤く禍々しいその姿は「キャン秋プー」を推進する私にとっては天敵そのもの。そこで奴等がすこしでも色づきだしたら、枝をすべて叩き落し、冬へと一気に行かせるという画期的なプランを思いつきました!これで少しは秋らしくなくなるはずです。「レッツトライ」

・・・公園のおじさんにたたき出されました。日本人の画一化を志向する風土の中では一人だけ秋をキャンセルすることは無理な相談なんでしょうか。
しかし、私は諦めません。いつの日か必ず秋をキャンセルして見せます。それができた暁には春もキャンセルして、砂漠の昼夜のような一年を過ごします。絶対!!

*1:近隣の神社。名前は匿名で。

*2:超人機メタルダーのモンスター軍団ダムネンのセリフから