2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

崖の上のポニョの『分裂』 

この前の続きです。前回は技法的なこと書いたんで、今回はシナリオやキャラについて。 色とりどりの シュールレアリスム 〜崖の上のポニョみてきた〜 - マントラプリの生涯原液35度 表題にあるように、「分裂」が前面に出ている気がします。 この作品は世界…

目は口ほどに、なんとやら〜放課後ウインド・オーケストラ〜

ジャンプスクエアで、今一番オススメのマンガがコチラ。 [rakuten:book:12970897:detail] この作品は無気力主人公・平音佳敏(へいおんよしとし)が吹奏楽少女・藤本鈴奈(ふじもとりな)に会い、彼女と協力して吹奏楽部を再建していくことで「変わっていく」物…

色とりどりの シュールレアリスム 〜崖の上のポニョみてきた〜

ちゅーことで、先週「崖の上のポニョ」さ見てきたよ。雑感を描くよ。 宮崎アニメの中でも、今回のポニョはかなり「ヘン」な部類に入ると思うよ。たけくま先生はアヴァンギャルド(前衛的)と評しているけど、私はさらに限定してシュールレアリスム(超現実)なん…

「ことばがクる日」というのは確かにあります。 それは当意即妙な返しが思いついたり、適切な受け答えが出来たり、小説がスラスラかける日ではありません。 「ただむやみに活字を散らす日」です。 散らすことばには意味はありません。 櫻の花がはらはらとお…

「情け」の恐怖

「情けはひとのためならず」という言葉。 誤解されている場合が多いですが、「情けはひとのためではなく、自分のためにするものだ」という意味です。 この言葉は、そのままの意味で取れば「恩返し」「報恩」の思想と捉えられるかもしれません。つまり「人に…

「かんじる」と「しっている」と「わかる」と「できる」の違い

「かんじる」「しっている」、「わかる」、「できる」。 とりあえず私なりにこの四つの言葉をこう捉えました。 かんじる…物事に印象を受ける しっている…物事を理解している わかる…物事を理解し、かつ相手に説明できる できる…物事を理解し、相手に説明でき…

やむなく発す

止むをえなく「発射」することって、ありますか? どうしようもなくなって「飛び出て」しまうことはありませんか? 「ストップ」かけれんとき、ないすか? いやね。私。考えるんですよ。ことばってね、本来「留保」(りゅうほ)だったんじゃないかって。そして…

イデア会

我々はイデアのなかに生きています。プラトン入門 (ちくま新書)作者: 竹田青嗣出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/03メディア: 新書購入: 6人 クリック: 35回この商品を含むブログ (25件) を見る私たちは「真」「善」「美」などの抽象概念をさも、それが…

能勢電鉄旅行記本編

「旅は道連れ、世は情け。情け無きとて、腹はへるらん」と、いうことで能勢ツアーの様子をお伝えいたします。 私とcujoさんが地方都市Kの西院駅に集合したのは午前8:00.陽光瞬く朝のこと。 アスファルトがゆらゆらゆらめくさまはこれから熱くなるであろう…

能勢電鉄旅行記、予告

さて、明日は能勢電鉄旅行記をアップします。摂津の山間部・能勢に乗り込んだmantrapriとcujo。 お供の三匹の動物。 犬。「若さ、若さってなんだ」「振り向かないことだワン」 馬。「乗った人より、馬は丸顔」*1 ケーブルカー。「ボクは生物じゃないので、報…

ただ、ただ、多田源氏

当ブログではid:cujoさんとの多田、能勢電鉄旅行記の掲載を予定しております。 その前の予備知識として「多田源氏」、「能勢源氏」に関する筆者が書いたレポートを転載しておきます。1:多田満仲(ただみつなか)を知っていますか? 今回、能勢を旅するに当…

元気が、あれば

「元気があれば、なんでもできる」ということばがあります。僕はこれが唯一の真実ではないかと考えだしています。 ここで反論が来るとすれば「なんでも『出来る』なんて嘘だ。叶わないことが多いから、人間はみんな苦悩しているじゃないかっ!」というかんじ…

このブログ最後の日までにやりたいこと

「人世。非常在(つねならず)」。いつかこのブログも終焉を迎える日が来るでしょう。それがいつのことかは私には分かりません、とりあえず今のところは。ただ。終わる前に片をつける問題がいくつか存在します。今日はそれを挙げてみましょう。 1.怪魔稲妻剣(…

「なりたい自分」は「今の自分」の中にしかない

勝ち組になれなかったこと 自分が、自分でないときのことを考えます。 自分が、人間でなかったら、自分が、男でなかったら、自分が、日本人でなかったら、自分が、関東の人間でなかったら、自分が、弱気でなかったら、自分に、勇気があったら、自分が、別の…

視野が広い人間ほど選ぶ。 視野が狭い人間ほど選ばない。 視野が広い人間ほどあまたの世界を見る。 視野が狭い人間ほど一つの世界を見る。 視野が広い人間ほど「己」を識る。 視野が狭い人間ほど「己」を縛る。 視野が広い人間の前には「問い」がある。 視野…

留保のはなし

先日オフ会でいずみのさんと話した中で、「視点」の話が出てきました。 マップ視点と主観視点という二つの視点があり、マップ視点は上空から見たドラクエのフィールドのような視点。主観視点はバイオハザードや、我々の通常見る視点のように、自分をカメラの…

旧毛馬閘門(きゅうけまこうもん)

今日から始まったこのコーナーは古代から現代までの人間の営み・建築を通して、私たちは何者か。どうして生きているのか。文化、文明とは何なのか。ポストモダンとは。ドリンクバーに通うと実感する「搾取」とは。よっちゃんイカはよっちゃん「の」イカなの…

水戸閘門(みとこうもん)

人生らっくありゃ、苦ーもあるっさー♪ 皆さんお元気。あたしゃ暑さでやられそうよ。mantrapriですこんにちわ。タグだらけの私のブログ。そのわりに全然更新しやしない。そんな声がちらほら聞こえてくるにもかかわらず、新コーナーだす。

2面ボス・水橋パルスィです。パルスィはペルシア人と同義です。ちなみにパールーシーと言うとゾロアスター教徒のことになります。で、このパルスィ。「橋姫」という橋の女神をモチーフとしております。この名前や服装だけ見ていると日本民話をモチーフにして…

チンワト橋わたれ

ついに東方地霊殿体験版の公開が始まりました。いやはや、今作も飛ばしてますね。