2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

犬の忠義

犬は忠義の動物で、 猫は暢気の動物で、 ヒトは己の断片を、 彼らの中に垣間見る。而るに犬は、かの犬は忠義に生きると言えるのか。 犬は忠義を成すにあらず。忠義のみしか知らぬのだ。 忠義のベン図に覆われた、彼らの忠義は己に不可知。 性(さが)よりな…

サマーウォーズ見ました

うん、女家長版『犬神家の一族』だな。舞台とキャラ配置的に。

私の小さなころから

私の小さなころから、テレビは現状への不満を述べていた。 私の小さなころから、政治は現状を嘆いていた。私の小さなころから、私たちは不満の中に住んでいた。井戸端の会話にある、軽やかな不満も、日々の細やかな愚痴も、不満を基軸とした公論の演繹の如く…

複数盆に還らず

複数盆に還らず。 三人寄れば文殊の智恵だが、船頭多くして、船山に登る。 複数は危険さね。貴方は貴方でなくなりあなたへ行く。 だが、複数は消えない。三人は解消できるが、複数は複数のまま続く。その崩壊ののちも、まだ複数は、個になりつつも複数のまま…

未来のみつけかた

いまだきたらざるもの未来。 いまだきたらざるもの未来。 未来をみるひとは、預言者は未来を見ている。 ツマリ彼には未来が来ている。 ということは彼の未来は我々の未来と違う。 預言者は未来を前提にして、更にさきの「未だ来たらざるもの」を見る、のか?…

孤高のエリート

エリートになりたいですなぁ。 え?何のエリートかって? なんでもいいですよぅ。あたしゃ、一度でいいから、何事かのエリートになりたいのですわさ。 まあ、世界規模、日本規模のエリートは、それこそ競技人口が溢れておりますから、狙いません。 県規模、…

みんみんぜみとぎょうざ

みんみんぜみがみんみん鳴いております。 みんみんといえば私なんかの年代には「餃子のみんみん」が思い出されます。そういえばスーパーには「せみ餃子」というのも売っておりますな。いやはや。なにかと両者、縁が近い存在のようで。 餃子の本場・中国では…

オチなくばおちおち寝られぬ

最近考えることは「どうやってオチをつけるか」ということです。 私はオチのある話をするのが苦手です。しかるに住んでいるのは関西地方。ここではなによりも「話にオチがつくこと」が求められます。オチがつけられないものなら、それこそ奈落の底へと落ち浸…