2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

下「地」のおわり -風雲児たち-

もし幕府と朝廷が対立した場合、武士(サムライ)であろうとすれば幕府につくのがスジなのだ。 水戸学はそれを無視した。 後年、佐賀藩すら幕府を見限っていくなかで 会津だけは最後までどちらも守ろうとした。 みなもと太郎『風雲児たち』 風雲児たち (3) (SP…

秀忠の家(イエ)・徳川家 ‐風雲児たち‐

わしには味方というものがなかった 静が味方になりました上さま わしの妻さえ徳川の女ではなかった 静はいつまでも徳川の女です いつまでも? はい、いつまでも…… みなもと太郎『風雲児たち』 風雲児たち (2) (SPコミックス)作者: みなもと太郎出版社/メーカ…

300年の精神史 -風雲児たち-

なんのために関ヶ原にきたのかまったくわからない藩が三つある。 すなわち長州(ちょうしゅう)、薩摩(さつま)、土佐(とさ)の三国であった。 かれらが歴史のなかにこの戦いの意味を見い出すまでには、 およそ三百年の時の流れを必要とせねばならなかった。 み…

まんがぢから

わたしは昨日、『まんがぢから』が生まれる瞬間に立ち会った。 そして、まんがぢからというものが、たしかに、そこに、そのしゅんかんに『ある』ということを、実感した。