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「ドイッチェラント、ドイッチェラント、ユーバアーレス、ユーバァアーレッサインデアヴェルト!」
つーことで前回の続きです。嘆きの天使。
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そんな彼女の雰囲気はエミール・ヤニングスを踏み台にしてしまいました。彼が必死になって「演劇」をすればするほど、ディートリッヒの美しさが際立つという皮肉な結果です。しかし、彼女はその後ドイツ映画界の看板役者になることはりませんでした。この映画の公開と同時に彼女は活動の場所をハリウッドに移したのです。そして「モロッコ」で男装の麗人としての美しいショーを披露するのですが、それは本コーナーとは別のお話。私は「モロッコ」のディートリッヒが一番好きです。
そういうわけで本作は戦前ドイツ映画におけるマレーネ・ディートリッヒの、最初にして最後の主演作*1となったのです。
*1:・・・厳密にはヤニングスだが・・・。まあいいや