おジャ魔女どれみ(2) [DVD]

おジャ魔女どれみ(2) [DVD]

第7話です。今回ははじめての魔女試験と共に、どれみの妹・ぽっぷを中心とした春風家にスポットが当てられています。9級魔女試験に向けて練習に励むどれみたち。そして試験当日の朝、どれみはぽっぷの「はじめてのおつかい」を見守るよう、母親のはるかに頼まれます。そこから姉妹のドタバタが始まるのですが…。
と、いうことで「追跡」という往年のドキュメンタリー番組より派生した「はじめてのお使い」のパロディですね、今回は。あの番組はスタッフが扮装しつつ、初めておつかいに行く子供たちを見守ったのですが、ここでは魔法を使って見守るというところに「おジャ魔女」たる意味があります。
姉の心配どこ吹く風とぽっぷはおつかいをこなしていきます。ぽっぷは姉のどれみとは正反対で、シッカリもの、もてる、マメの美徳三要素を兼ね備えています。また、どれみを「お姉ちゃん」とよばずに「どれみ」と呼び捨てにするなど完全に姉をナメています。
しかし、そこはそこ。今後のシリーズでも明らかにされていくのですか、彼女はまだ、どれみの後を追ってよちよち歩きしている段階なのです。姉を鑑にして自分の行動原理を規定していく。そう、ぽっぷは色々な意味で「いもうと」なのです。映画版第一作や、「ドッカーン」での最終魔女試験、最終回の一話前で彼女は否応がなく姉と自分の関係性、そして姉への無自覚の依存に気づいていくのですが。それもまた後のお話。今は母・はるかや姉・どれみというゆりかごに揺られてウトウトしているのです。
ぽっぷがぽっぷという一人の人間になる。おジャ魔女どれみの4年間はどれみたちの成長記録であると共に、ぽっぷの記録でもあるのです。