ずっと前に描いた伊吹萃香のイラストの完成品です。pixivやcoolierに投稿しましたがこちらで公開するのは初です。で、この鬼。東方シリーズの主役である博麗霊夢の住む博麗(はくれい)神社に居候しております。
鬼に対処するのはどちらかといえば仏家や陰陽師であり、神道は鬼を御霊として具体的人名を与えたり、今来神(いまきがみ)として固定化し、祀ることを目的とします。すなわち神道は、鬼の変容した姿に関わるのであって、鬼そのものにはあまり関わらないんですね。
まあ逸翁美術館所蔵の「大江山絵詞」では八幡神のご加護を得て酒呑童子を退治しているので関係がないとは言えないのですが・・・。前二者より積極的な役割を果たしているとも言いがたい。そんな神社に何故鬼が居候するのか?
で、ひょっとしたらなんですけど、
ハクレイ酒造株式会社
これは京都府宮津市にあるハクレイ酒造のホームページです。ここでは「酒呑童子」という地酒を扱っています。おまけに、この酒造の仕込み水は大江山水系の水を使用しているのです。
東方シリーズの作者・zun氏が無類の酒好きであることを考え合わせると、
ハクレイ酒造=博霊神社
清酒酒呑童子伊吹萃香
となり、博霊神社に鬼が居候している説明がつくんですが、どうでしょう?