2011-02-17

01:17
刀語」のサントラ聞いてる。よいなぁ、よいなぁ、ボルテージが上がる。

01:30
アルバムに収録されている曲のところどころに、主人公の姉である鑢七実のテーマが挿入されている。物語前半のボスが七実である本編とシンクロした構成だな。

01:37
刀語」という物語がおもしろいのはキャラクターの強さのパラメーター=真庭忍軍を屠った数ってところなんだよなぁ。序盤は各話の敵が真庭の忍を葬ることで第一話で一体倒している主人公・鑢七花と互角の強さであることを示している。

01:42
この法則が変化を見せるのが四話。姉の七実が一気に三人の真庭忍軍を葬ったことで最強格のキャラであることが判明する。その後七花も一人葬るも、已然三対二の格差があるまま勝負に挑むんだよなぁ。

01:47
で、姉に勝った後も真庭パラメーターシステムは継続する。左右田右衛門左衛門が真庭忍軍を一話に一匹葬ることで、パラメーターを上昇させ、第十一話で両者が一人ずつ倒すことで三対三のタイになる。

01:50
で、この世界のパワーバロメーターである真庭パラメーター。七花はどうやってこのパラメーターに逆らい、姉や右衛門左衛門に勝利したか。その鍵となるのが隠しパラメーターであるヒロイン「とがめ」である。

01:54
とがめに危機が訪れると、七花は真庭パラメーターを振り切ることができる。その危機が大きければ大きいほど、身体に与えられた傷が、取り返しがつかなければつかないほどに。

01:57
刀語」の世界は二つのパラメーターを強弱の秩序とした、非常にシステマチックな世界。西尾維新のこういうシステマチックな配慮が、私は好きだなぁ。梶原イズムを継承している。

02:04
一般には手塚治虫=理系漫画。梶原一騎=文系漫画といった印象があるかもしれない。しかしパラメーターに忠実で、キャラクターを数理的に配置しているのは実は梶原一騎の方だったりするのです。

02:09
手塚治虫がアシに「巨人の星の面白さが分からない。誰か解説してみろ」といったエピソードは、手塚の嫉妬心もあることながら、実はパラメーター的な思考でキャラを配置するということが手塚治虫にはよくわからなかったのではないか?

02:15
で、梶原のパラメーター主義に70年代からどっぷりとつかり続けている少年ジャンプ。でも、現在最大のヒット作のワンピースは、どっちかというと手塚的なキャラ配置で描かれている、ジャンプ史ではなかなかに希有な漫画。

02:36
あららら、お久しぶりでございます。茨城で怪異なき日々を過ごしております。 RT @shizuma_kuki @mantrapri Cujo氏のところから発見、おひさ〜ノ

08:12
親密すぎることで、親密であることを忘れ、親密でなくなっていく関係性というのは、あると思う。


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