2007-06-30から1日間の記事一覧

緋色の向日

緋色のむこうになにがある。 花飾り頭に抱き、赤き血潮体に廻らし、血しぶき皮表を伝わらせても、未だに赤には、緋には非ず。 赤という名、名により生まれ、なによりそのもの。そんな壷中の天地を求め、野をさすらい、地にさぶらい、宙を見る。 己が生み出し…