無敵の王子
「わっはっはRXは馬鹿らしいほど無敵ですなぁ」
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
- 発売日: 2005/08/05
- メディア: DVD
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何といってもその桁外れの無敵ぶり!!全ライダー中屈指のものです。兵器としての破壊力ならば仮面ライダークウガもなかなかのものです。しかしクウガは変身している五代くんに大量の負荷がかかってしまい、おまけに電流心臓マッサージのドーピングを受けないとパワーアップできません。一方RXは太陽で動いていますのでエネルギーがなくなってもソーラーチャージですぐ回復、おまけにエコロジー。パワーアップですら怒ったり、泣いたりボルテージが上がると体が突然変異を起こすという、なんかよくわからないが凄まじい有様。
この変身がまたすごい。
ロボライダー:通称悲しみの王子。途中からは炎の王子。装甲が厚くどんな攻撃も跳ね返します。飛び道具(ボルティックシューター)も使いまくりで敵のどてっぱらにばしばし打ち込むえげつなさ。私が覚えているシーン中、最も戦慄したのが第30話「明日なき東京砂漠」で敵の怪魔ロボット・メタヘビーをボコ殴りにして壁の向こうに吹っ飛ばしておきながら「逃がさん!!」・・・あ、あれ、自分で吹っ飛ばしたんじゃ。炎に包まれながらメタヘビーに向かってガシャガシャ迫るその容赦無き姿は・・・まるで悪役でした。哀れなメタヘビーくんはこの後串刺しにされます。
バイオライダー:通称怒りの王子。RX無敵の象徴にしてもっとも非難の対象になるのがこのバイオライダーです。体を自在に液化することができ、どこへでも侵入します。またスパークカッターは敵の懐にもぐりこみ、切りつける瞬間のみ光に包まれる居合いの刃です。液化攻撃によって敵の体内に侵入して無慈悲な攻撃を繰り広げたり(グランザイラス戦)、女幹部・マリバロン*1の足元の水溜りに擬態して油断しているところを実体化、顔面におもいきり切りつけるというフェミニズム真っ青の戦士です。*2
そして極めつけがリボルケイン。腰のキングストーンからその刃が抜かれた瞬間・30秒以内の即死フラグが立ちます。ギャルゲーでオープニングに「おめーがすきだー」つったらクリアーになる。ぐらいのニュアンスと思っていただければ差し支えありません。それまで敵怪人と共闘していた悪の幹部もリボルケインが抜かれた瞬間「この責任を取れ」だの「後は任せた」だの言って、部下が死ぬまでその場にとどまっていたことは一度もありません。*3究極の即死フラグ・リボルケイン。例外なくドテっぱらを刺し貫かれて絶命する怪人たち。さっきも言いましたがほんとうにどっちが正義だか・・・。次回予告で正宗一成*4が「ぶっちぎるぜぇ!」と言っていますが「怪人の四肢を」でしょうか、ガクガクブルブル。