ここは地の果て
流し、流され、鐘楼流し。
ヤンバール「え!?まじ。あんな重いモノも流れるの」
クイナ「チミチミ、川をなめちゃぁいけないヨ。スイミーも沢山集まれば大魚になる、川も然りだ。雫もたまれば大河になって地面をも押し流す。まさにその姿は龍だネ」
ヤンバール「ほぇぇ。シノビシノバズミレンザカですね」
クィナ「しのぶれど 色にいでけり わが鯉は。ソウデスヨ。鯉は育て方が大切です。どんな扱い方をしても魚はしゃべらないから大丈夫だなんて思っていると、鯉の色はどんどん退色してしまうんだネ」
ヤンバール「哀れ。高級魚がパーですね」
クィナ「それだけじゃなぃ。鯉は龍門バックを昇りてドラゴンへと進化する。コイキングがギャラドスになるじゃろう。きみもようしっとるハズダ」
ヤンバール「ポケモン、ゲットーだぜ!!いつ出してもらえるかわからないポケモン預かり屋は、まさに彼らにとってのゲットーそのもの。人間の業の深さを感じます」
クィナ「一番恐ろしいのは人間ということだ。しかしそれは愛ゆえなのだ。憎しみとはそれ単体で存在するものではない。愛を期待するか否定した後で初めて芽生えるものなのだナ」
ヤンバール「愛の戦士・レインボーマンは業を背負っているんですね」
クィナ「だからインドにいくんだネ。愛欲を消除し、菩提心を発するのだ」
ヤンバール「煩悩を滅却する鐘の音が精舎にひびきわたります」
最初に戻る。堂々巡り。