白バラ牛乳

鹿鳴館大学の地下では何本かパック牛乳が売っていますが、私が贔屓しているのは白バラ牛乳です。この今となってはあまりにも恥ずかしい名前、生産するは大山乳業です。この大山乳業は鳥取県にあり、山陰地方随一の高さを誇る名山・大山(だいせん)で育まれた牛乳なのです。・・・だからって何でこんなに恥ずかしい名前なんでしょう。「白バラ」。
同社のホームページを見てもわかりませんでした。しかし三仏寺という寺院に行ったとき初めて目にしてから今まで、私の贔屓は白バラ牛乳であり、たとえ社長がバラを咥えて、白タイツをはき、フェンシングを斜めに構えて、乙女たちから「白バラの騎士さま」と呼ばれる五十過ぎのおっさんでなかったとしても、これからも飲み続けるはずです。いや、もし仮にそんなオモロイことに本当になっていたら、自宅のポスト宛てに定期購入する勢いです。毎朝白馬にまたがった五十過ぎの王子が配達に来るところを想像しつつ。