新約 Z
ということで見てしまいました・・・。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2006/08/25
- メディア: DVD
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カミーユ*1がライトに・・・旧作のカルシウムが足りない凶悪な餓鬼の姿*2はどこへやら。すっかり親しみやすい、大人と子供の狭間で必死にもがく少年の姿がそこにはあるではないですか。
ファ*3が恋人扱いされている・・・フォウ*4やロザミア*5、サラ*6等の狂気の軍団にカミーユが付け狙われていた所為もあり、影の薄かったファ。二十年かかって幼馴染から恋人の地位に上り詰めました。イデオンのヘルメットキスも再利用するぐらいの本作のファへの熱いプッシュぶりに、別の意味で業を感じてしまいます。
野獣軍団結成・・・ヤザン*7とバスク*8の二大野獣がドゴスギアにコンビで乗り込むという、ドリーム野獣タッグの結成です。しかし野獣を同じ檻に入れるのは愚の骨頂。共食いします。結局バスク殺害を手土産にシロッコ*9のハーレム艦隊へと戻っていきましたとさ。
ベン・ウッダーが善人に・・・本作で最も栄光を手にした男。それはベン・ウッダー*10かもしれません。前作では人質は取る、香港は破壊するの悪人振りを発揮していた彼ですが、今回はそれらがオミットされるか善意に解釈されています。最後の特攻のとき、部下の「お供します!!」の台詞に「おまえら・・・」と泣き崩れる彼は、もはや善人。
ヘンケン*11とエマ*12が公認カップルに・・・前作では付き合っているのかいないのかいまいち判別しづらかったこの二人。本作では露骨なまでに見せ付けてくれます。ハマーンに対して抗議しようとするヘンケンを嗜めるエマさんはもはや女房気取り。
ウォン・リーがさらにカッコよく・・・前作ではカミーユをボコボコにしたり、ジュドー*13にボコボコにされたりと大活躍のエウーゴの株主・ウォン・リー。今回の編集では彼の出番がブライト*14並に多い。阿吽の呼吸を心得ている、偏屈だけどイイ大人ってえのを見せつけてくれます。
榊原良子が・・・ネオジオンばんざーい。ハマーンさまばんざーい!ハマーンさまばんざーい!!前作をはるかに凌駕する榊原女史のハマーンボイス。「♪サーイレントヴォーイス!サーイレントヴォーイス!やさしい目をした誰かに あーいーたーいー」*15ってな感じでいいです。ハマーン専用ガザCに乗ってエウーゴのモビルスーツを物色するときのクールな声の響きが・・・もぅ。
短所は次回。
*1:Zの主役。女みたいな名前でカルシウムが足りない。
*2:「ハッハッハ、殴られるものの痛み!苦しみ!思い知るがいい!!」「そんな大人は修正してやる!!」「そんなにシロッコに抱かれたいかっ!!」等の珍台詞をはきながら容赦なく人に殴りかかる
*5:「お兄ちゃん」と叫びながらカミーユをつけまわす妹属性を無理やり付与されたキャラ。今回の作品ではそこんとこはオミット
*6:シロッコにいいように使われ、カミーユには殴られ続ける少女。カツぐらいしかだませない
*8:凶悪な大佐。ウォン・リーやカミーユぐらい人をすぐ殴る。「ティターンズは平和の軍隊だっ!!」は名言。私は彼のカードをいつも財布に入れて守り本尊にしている
*9:女たらしの木星人。ラスボス。声優の島田敏は忍玉のヘムヘム役として有名。名台詞は「トロッコに乗ったシロッコ」
*10:ブラン・ブルタークの副官。フォウの上司。部下には意外と人望がある
*11:凶悪面の艦長。でもいい人。ハンバーガーを売ったりもする
*12:理性的な女性。ヘンケン並に鈍いところもある