北の庄城。それこそは織田軍団きっての猛将・柴田勝家浄土真宗軍団と激しい戦いを繰り広げた地でアリマス。ここを中心に北の庄は発展し、現在の福井の繁栄を築き上げたのでアリマスナ。ちなみに福井という名前になったのは徳川家康の次男・結城秀康が入府して以降でして、それまでは北の庄が通り名となっておりました。川沿いに面したこの城、現在では堀の跡しか残っていないのでアリマス。豊臣秀吉によって攻め滅ぼされた時、柴田勝家と共に城も燃え落ちたのであります。盛者必衰。今は交通戦役を戦い抜いているワタクシも、いつ敗軍の将になるかわからないでアリマス。まこと世の流れは厳しくはかなく刹那的。
で、刹那的な世界を目で感じようと、電車に乗ったであります。繋がりが無理やりなのは許してほしいでありますヨ。戦場では理屈よりノリ。その場を支配するのは動きでアリマスヨ!!ということで福井駅からえちぜん鉄道(略してえちてつ)に乗り込んだでアリマス。この電車、青い車体に白とオレンジラインというバリバリの派手さ。目にまぶしいそのありさま。しかし・・・、どこかで、みたことあるような・・・?
あー!?これはまさか!!地方都市kを走るあの京福電鉄では!!
そう、京福とは京都と福井。我々が地方都市kで見ている四条、北野、嵐山をつなぐのが京都の京福電鉄ならば、福井、勝山、三国を繋ぐのが福井の京福!!そう、こんなはるか離れた土地で京福電鉄は営業していたのでありますヨ。遠距離恋愛のせつなさに似たものがアリマスル。ですが、現在の福井側の京福はえちてつと名前を変えておりました。じつはこの改名には世にも悲しいエピソードがアッタノデアリマス。それについては次回に続く。