ガンガンギギン3

どーはドメル将軍のどー。
れーはレキシントンのれー。
みーはみんだなお(と学会)のみー。
ふぁはファラ・グリフォンのふぁー。
そーは即身成仏のそー。
らーはランボルギーニカウンタックのらー。
しーは死亡フラグよー
さあ、歌いましょう。
・・・歌わねえよ。ということで、今日も今日とて楽しく愉快なちょっぴり不快なこの日記がやってまいりました。誰も待ってなくってもいいよ。とりあえず暇つぶしに超能力を使ってカップ焼きそばの湯切りを内部崩壊させるテロをすっからさぁ。ではギンガマンの続きです。(唐突)

星獣戦隊ギンガマン VOL.5 [DVD]

星獣戦隊ギンガマン VOL.5 [DVD]

ギンガマンのメインライターとして小林靖子がいます。彼女はジャンパーソンでデビューした女性脚本家で、最新ライダーである仮面ライダー電王やバトルロワイヤルライダー・仮面ライダー龍騎のメインライターも勤めています。彼女の脚本の特徴はキャラクターの個性を掘り下げ、それを元にストーリーを作っていきます。例えば
ギンガレッド・リョウマ:天然キャラ。兄へのコンプレックスと克服
ギンガグリーン・ハヤテ:兄貴キャラ。好き嫌いの克服
ギンガブルー・ゴウキ:気弱キャラ。女性教師にがんばって告白
ギンガイエロー・ヒカル:末っ子キャラ。足を引っ張りつつがんばる
ギンガピンク・サヤ:女キャラ。男子キャラほど属性ナシ
ロコツに男性キャラを掘り下げているところに腐女子キャラの個性を大切にする小林氏の真価が発揮されているといえましょう。この後龍騎で女性ライダーが出たものの明確な属性を附属しなかった上、主役の男性ライダーズに過剰な属性付けをして(ソクラテス風に問い続ける主役、記憶喪失彼女難病男、死にかけ弁護士、ポリス、占い師、ヤモリを焼いて食う凶悪殺人犯、クール大学生、パラノイヤ弟子とそれに殺される師匠、社長の息子などなど)いるところにも、小林氏の腐女子キャラを大切にしている点が伺えます。主婦層をヒーロー物に取り込んだのも、この小林氏の腐女子精神あってこそのものでしょう。特にギンガブルーを演じた照英が後にヒットすることになるのも、小林氏が彼のキャラクターを掘り下げていたからかもしれません。
最後にこの作品が後の戦隊モノに与えた影響を作品ごとに列挙します。いえ、けして面倒になったわけではありません。ただ、長くなりそうなので・・・。
タイムレンジャー小林靖子メイン第二作
ガオレンジャー:クールごとに敵の中ボスが交代する
ハリケンジャー:敵の組織編成(カラーリング、ネーミングセンスがコンセプチュアルな点。ギンガマンは港の付属施設から、ハリケンジャーは曜日から。幹部ごとに怪人が違う点)
アバレンジャー:黒騎士が登場。しかも中身がころころすげ変わる。
デカレンジャー:敵がヤミ商人。ビズネラ(ギンガマン)、アブレラ(デカレンジャー)とネーミングセンスもかぶるし声も塩沢兼人*1中尾隆聖*2とネチっとした感じで共通。スワットモードに見られるスーツの強化
マジレンジャー:クールごとに幹部が変わる。人間が巨大化してロボに変身。スーツの強化
ボウケンジャー:あまりなし。強いて言えば敵組織の複数化か?
かようにギンガマンのフォーマットは後の戦隊に大きく影響を及ぼしているのです。では、最後に希砂未竜*3のこの曲でお別れしましょう。
「はだしの心で」

*1:マ・クベ。ブンドル。癖のある美形をやらせたら白眉。故人

*2:バイキンマン、ポロリ。デンジマンでは銀河ハニーという曲を歌って大ヒットする歌手を演じている。デンジグリーンの中の人と本当に友達

*3:正体不明の謎の歌手