あついぜう

熱いぜう。むしむしするぜう。こんな日は銭湯に行って自分が銭湯民族であることを確認したいぜう。
そう、地方都市Kは有数の加湿にして過失地帯。最強の盆地。湿気やら疫気やらむらむらしたものが底辺に混濁して気分も体もへにゃんやちん、ときたもんよ。アタシとしてももう少しからっと過ごしたいところ。夏は大好きですが、それは刺激的な日光と寿命をちじめる蜃気楼のようなアスファルトの揺らぎあってこそ。ただどんよりとした空を望みつ過ごすのでは、寂しさとうだるさが混濁して頭をぐゆぐゆちんと渦巻くのみです。
と、いうことでこれから銭湯に行ってきます。無事に帰って来ることができたら私の銭湯ライフでもお話しますよ。帰ってくることができたら、ネ。


はい、銭湯から還ってきましたよ。無病息災うそくさいです。また値上がりしてました銭湯。390円です。昔だったらコミックスが買える値段ですよ。石油不足が響いているのでしょうか、世知辛い世の中です。でも、銭湯はいいですね。人がいっぱいいる公共空間でマッパになれるというのは、ある意味背徳的ですらあります。しかしそんなのは近代以降の観念です。日本人は高温多湿の民族。なんでもかでも薄ければ薄いほどいいのです。ホレ、佐川急便でお馴染み(今はそうでもないのか…)飛脚さんだって下半身は下着みたいなものですよ。パンピーがゴテゴテしたものを着だしたのは近代以後のことでガンス。ああ、禁断の赤い実を食べてしまったのでしょうなぁ…。もう、元の薄着ライフには戻れない。ふんどし生活には戻れない。かろうじて女子がキャミソールで戻ってる。しずかちゃんも最近はキャミ嬢。…はぁ。