スクミズ笛のおにいさん

感動したっ!

この「電気笛吹いてもらった」シリーズは東方のキャラソングを電気笛という高級楽器(10万ぐらい)で吹いて、その音楽に合わせた映像を挿入するというものです。
最初期のもの

この回から映像に弾幕の演出が登場するようになります。

ここからセッション。およびストーリー展開がキャラの動きと共に示される「現在の形」が完成します。

キャラクターがスク水であることに突っ込むのは無粋です。
この動画のすばらしいところは、曲のメッセージ性を尊重し、キャラの具体的な台詞が無いことです。でも、電気笛の音にあわせ、二頭身キャラが歌い、跳ね、踊ることでストーリーやその感情は容易に想像できます。また、演奏、二頭身キャラ動画、一枚絵を交互に使い分けることによって、「動き」を演出し、見ている我々を飽きさせない。
で、今回の妹紅編。これらの演出の集大成とでもいえるものです。それまでは二頭身キャラと一枚絵は別々に書き分けられていたのですが、ここでは二頭身の妹紅を黒く塗りつぶして、その背後に一枚絵での回想シーンが展開します。そして演奏と演出のシンクロ。これまでも演奏のテンポに合わせ、動画が展開してきましたが、特に今回の二重奏になる2分7秒のところは涙なしには見れません。
そして2分18秒。輝夜の登場と共に、お馴染みの弾幕戦に移り変わります。また、戦闘後の妹紅の述懐をエピローグにすると、
1.妹紅の演奏 0:00
2.妹紅の過去 0:18
3.慧音登場。輝夜との弾幕戦 2:08
4.一枚絵によるエピローグ 3:00
という四場面が展開し、しかも曲(ないしは電気笛の演奏)の切れ目でこれらの演出も移り変わる。今回の動画は、まさに歌劇のエッセンスを捉えたものとなっているのです。
台詞ではなく、動きを主体として演出を展開する。サイレントの基本を巧みに抑え、かつ同人なので皆がストーリーを知っていることを前提にして演出に集中できる、いろいろ考えさせる動画だと思います。
そんなことよりも、なによりも感動した。スク水ジャスティス!!(そっちかよ)