2012-06-11

20:44
今日の鈴本、新治さんの衣装が若草色で鹿政談の奈良っぽいカラーリングでえがった。あとさん喬一門の井戸の茶碗を、だいぶコンプリート。あとは左龍のを聞けば…。

20:48
あと三三がこのまま行けば、将来間違いなく名人になるな、と思った。なんかうめえ。小手先のテクじゃなくて、テンポがうまい。

20:54
さん喬の「井戸の茶碗」は登場人物のメンタリティを、背景はそのままに、情の部分で「現代」に近づけようとしている。
立川流と立場は違えど、「着地点」自体は近いんじゃないかなぁ。

20:58
弟子の喬太郎の「え〜、違うんじゃないの〜」って、古典落語に対する軽妙なツッコミ姿勢は、さん喬の方向とは違うものなんだけど、「ハッタリのかけ方」は完全にさん喬の遺伝子だと、今日、両者を比較して思った。

21:07
にしても今日の鈴本の布陣は厚すぎだな三三、喬太郎、たい平、一之輔という、正攻法の中堅〜若手の代表が、膝を並べて、新治とさん喬の東西両雄がそれぞれのお国柄を、代表する演目を展開する。
奇策を弄さず、正攻法で勝ちを得るための布陣。なんちゅうか、いいものを見た。

21:11
真っ当な古典落語なんだけど、みんなが古典落語に独自のスタンスというかツッコミ目線を持っている。
三三は現代のテンポを、喬太郎は現代のツッコミを、たい平は現代のマテリアルを、一之輔は現代の空気をそれぞれ古典に纏わせている。

21:14
一之輔の「あくび指南」。アレはなんていうか、「現代の笑い」だよな。あんなに見ている人に「含み笑い」をさせる噺家なんて、いないぜ。

21:15
今まで見に行った寄席の中で、なんというか、一番「王道」のメンバーと演目だった。

21:18
演者の化学反応を堪能できるから、独演会より寄席のが好きだわ。寄席って「チームプレイ」なんだよな。なんだかんだで。

21:41
ちゅーことで、あと20分ほどでやる男応天門を、投下しますわ。

23:23
投下しゅーりょー。
こうして、書いて見ると意外に、日本の古代〜鎌倉幕府までの流れと、ローマ帝国神聖ローマ帝国への流れが近いな〜と思ってしまった。

23:32
…今考えたら藤原仲麻呂役、人吉善吉でも良かったなあ。DQNネーム好きそうだし。


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