『皆さん。悪魔をご存知ですか。彼らはキリスト教が生み出した神の矛盾の処理装置です。どっちかといえば天使よりも大切な気がします。今、この世界に必要なのは天使ではなく悪魔なのです。この世界が悪魔で満ちればきっと今よりは幸せになるでしょう』
・・・などとサタニストのようなことを嘯きながら始まったこのコーナー。実際は身の回りの悪魔について考え、悪魔とは人間にとって何なのかを考えるとっても真摯なコーナーです。(たぶんうそ)
キリスト教における悪魔は大きく二種類に分けられると思います。
一、生粋のキリスト教悪魔
二、地方の精霊や異教の神を勝手に改造*1
便宜上前者を「内悪魔」、後者を「外悪魔」と定義します。内悪魔にもバアル神の変化したベルゼブブのように、成立当初は外悪魔だったと考えられるものもいますがキリスト教の発展と密接なため、内悪魔とします。
これら二つの悪魔はキリスト教徒にどのような影響を与えたのでしょう?また、その役割の差異はどのようなものだったのでしょうか。日本人はこれらの悪魔とどのように関わっているのでしょう。
・・・と、問題提起したところで長くなりそうなので来週へ。来週は「内悪魔」の役割について語ります。

*1:こんなマンガあったなあ