おジャ魔女ハンニバルないしはカニバリズム

買っちゃいました。

おジャ魔女どれみメモリアルアルバム

おジャ魔女どれみメモリアルアルバム

うぎゃあ。ビジュアルが出ないよ、ママァー!!とまあ、細かいことは置いておき。プロフィールでも述べているように私はこの作品が好きです。どれくらい好きかというと夏休みに群馬県谷川岳巻機山(まきはたやま)*1を見るためだけに登ったり。(往復七時間)ドッカーンで暁君*2たちが留学していた福井県武生(たけふ)*3を訪れたりするくらいです。ちなみに十月十一日の日記に出てくる河原は暁くんと小竹*4がどれみ*5をめぐって紙相撲で勝負した場所です。
そんなこんなでこの本を思わず購入してしまったのですが、これは、いいものだー!(cv塩沢兼人)全エピソード約二百話(OVA含めれば214、5話だっけか?)すべてのガイドとスタッフ、声優のインタビュー。それに加えキャラクターシートの大規模掲載です。私が小学生の時に愛読していた仮面ライダー大図鑑*6に負けず劣らずの情報量です。この本を見ていると数年前の熱き日々が思い出されて切なくなります。日曜日は魔法の子になることを渇望していた、あのころの残滓でもって私の情熱は維持されているのかもしれません。
この作品のすばらしいところは「キレイ事のままで終わらせない」という一言に尽きると思います。残酷描写や衝撃的な展開などがアニメやドラマの見せ場となるのは皆さんもよく知っておられると思います。この作品は直接的なそういった表現を排しながらかつ、いやなおさら残酷で衝撃的なものを持ち合わせているのです。われわれが肌で感じるリアルを魔法や児童というオブラートに包んで呈示する、大変誠意ある作品だと思います。子供に見せたくないこと、隠しておきたいこと。大人が考えるそのような現実を子供たちの理解できるところに近づけて呈示することは、子供だましなんかではありません。むしろ我々こそが表面上の理解にとどまって、それらの本質を見落としているのでは。この作品はそういうことも伝えているような気がします。
私が語ったのは抽象的な論ですが、具体的なことはこの作品を見てもらえばわかると思います。まあ、そんなことよりもなによりも私がここで言っておかねばならない事は
妹尾あいこ萌え!!*7
これだけです。

*1:群馬と新潟の県境にある山。マジョリカやハナちゃん(本作の登場人物)の人間界での名字

*2:♯より登場する魔法使い界の王子。

*3:越前国国府が置かれていた福井県の都市。旧名丹生。現在は竹細工で有名

*4:どれみのクラスメート。彼女のことを憎からず思っている

*5:春風どれみ。このアニメの主役。自称世界一不幸な美少女。好物はステーキ(牛)。そのヘアースタイルは見るものの目を釘付けにする

*6:バンダイから発売していた情報量がすさまじい活字中心の解説書。スカイライダー、スーパー1編を出さずにシリーズが終わったことに私は非常に憤慨して、今でもその続刊を待ちわびている。そうしたらクウガやアギトから出しやがって!次はスカイライダーだって帯に宣伝してたじゃないか、コンチクショウ!ギニギニギニ!

*7:関西出身のおジャ魔女。関西じこみのノリとガッツとタコヤキと年々後退するデコで我々のハートを鷲掴みにする