じーんせい、らっくありゃ、くーもあるさー。
ああ、水戸黄門*1の歌はいつ聞いてもクールだなあ。
水戸黄門 サウンドトラック
- アーティスト: TVサントラ,あおい輝彦,橋幸夫,原田龍二,杉良太郎,里見浩太朗,伊吹吾郎,舟木一夫,合田雅吏,横内正,大和田伸也
- 出版社/メーカー: バードランドミュージック
- 発売日: 2005/01/21
- メディア: CD
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昨今の歌は希望なら希望、愛欲なら愛欲、絶望なら絶望を歌い上げています。それもいいのですが、クールさが足りません。私は自分が愛するものには帰依する気満々なのですが、それ以外のものには
ジトっとした疑いの目を向けて日々をすごしています。なので好きな歌手以外の主張にはどうしても突っ込みを入れてしまうのです。しかし、一昔の歌では嫌いな歌手であっても突っ込みを入れません。何故か?突っ込みの余地もないほど
どうしようもないか、
クールだからです。
特に
水戸黄門の歌なんて
「泣くのが嫌ならさあ歩け」ですよ。まるで
奴隷を追い立ててるみたいです。これが昨今の歌なら「僕が涙を拭いてあげる」だの「泣いた数だけ見返りがある」だのぬかすにちがいありません。しかし
水戸黄門のテーマはクールです。自分が他人になれないことを知っていて、なおかつその悲しみ、悔しさは自分でしか解決できないということを短いフレーズで述べているのです。つかず離れず、絶望にも希望にも浸らず、ただ歩け。
これです。