三十三応身

昨日葛井寺行ったのでそのはなしするね。
ということで、雪のちらつく地方都市K。しかし斬鬼さんの全裸*1を見たので私の心はほくほくです。三十三箇所巡りの巡礼スタイルに着替えて出発します。
地方都市Kから目的地の大阪府藤井寺市まではだいぶ距離がありますが、今回の旅は大人数なので端っこのほうに控えて、ゆるりと事態を静観していようと思っています。参加メンバーは前の巡礼会の時の面子や今まで紹介した人だけ挙げていこうと思います。
藤井寺市と隣接する羽曳野市は豪族の土師氏(後に菅原氏と改姓)や葛井、津、船氏(後に津氏は菅野氏に改姓)などの出身地として古代より先進地域とされていたところです。最初に行った道明寺はアンコの銘柄として有名です。途中舞い降りた平和の象徴・鳩を後輩のアナーキン・ブッコロスカイウォーカー君が悪魔の象徴とみなしていました。私もその意見に賛成です。そんなこんなでとぼとぼ歩きながら応神天皇*2を過ぎ、傍らの真言*3レインボーマンのミスターKを演じた平田昭彦*4の話に花を咲かせました。死ね死ね団の歌*5を思わず口ずさみそうになりましたが、公共良俗に反するのでやめました。そして、少しでも大衆との距離を埋めようと、大衆食堂・王将で昼食をとることにしました。店舗によってその様相をまったく変える魔法のフランチャイズ・王将ですが、大阪のやつらはファミレス風です。にもかかわらず店員と厨房は相変わらずの王将ぶりですが・・・。
昼食をとった後はまたまた真言僧君とすっかり文民化してしまった日本の札の顔を嘆き、近隣諸国から文句が出そうな穏当ではない人物を札にして遊んでいました。とても巡礼には見えません。少しは国土安泰・五穀豊穣を祈ってほしいものです。まあ、そんなこんなで野中寺につきました。アナーキン君はしきりにビールの摂取を勧めてきましたが、巡礼として最後の一線だけは越えませんでした。
で、最終目的地は西国五番札所葛井寺です。ここの千手観音は十八日しか開かないことと、手が千本あることで有名です。また、この寺の周囲は古代氏族・藤井氏の本拠地となっています。藤井氏といえば近年中国で発見された墓誌に書かれた遣唐使井真成(いしんせい)がこの藤井氏の出ではないかと噂されていることで有名です。そのため、商店街は井真成一色となっており、「おかえり井真成」と書かれた旗にはオリジナルキャラクターまでもが描かれていました。井真成もまさか自分がキャラクタライズされているとは夢にも思わないでしょう。
楽しい見学会も終え、楽しい飲み会となるわけですが。昨日は私の誕生日ということもあって羽目をはずしてしまい、「総括よ、総括が足りないのよ!!」とか「右派反動分子よ!!」などの連合赤軍永田洋子の台詞を連発して、周りを引かせてしまいました。この場で深くお詫びします

*1:前日の日記そのまんま

*2:日本で二番目にでかい古墳

*3:三十三箇所准巡礼会・会長。前回の上醍醐も参加

*4:ひらたあきひこ。役者。ゴジラの芹沢博士が有名。

*5:日本人を皆殺しにする事を祈願する歌。延々と「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死んじまえ」を繰り返す