さて、ガニメデ星雲での遅れを取り戻さないと。地球で何が起こったかは知る由もありませんが。この一週間はコーナー風なので心配ありませんね。
では第一回の相談です。
『私は昔、正義の味方を務め、現在は未開の秘境を探検している武道の達人・Fというものです。私が創始した正義の団体も来年で三十五年となります。しかし近年、この団体に変調が生じているのが一番の悩みです。茶パツ、キンパツという西欧かぶれはまだしも、犯罪者、ストーカーまでもがこの団体名を名乗り、のさばっている有り様。この状況を後輩の宮内君などと嘆きつつ暮らす昨今です。何か抜本的な解決策はないでしょうか?』
との相談です。三十五年も活動を続けているとは、息の長い団体ですね。これも創始者であるFさんを始め、諸先輩がたの努力のたまものだと思います。さて、問題についてですが、私が考えますに
「ヒビキさぁ〜ん。まかもうがぁ〜〜」
「橘さん。カテゴリーAのアンデットが出ました。あ、こっちでなんとかするんで来なくていいですから、いいですって、だめ、来ないで!」
「たっくん!オルフェノクがっ!」
「ゴロウちゃん。昼はパスタがいいな。朝から戦って、ヘトヘトなんだよね。」
「G3システムがライダーマンより弱い?ふざけるんじゃないわ!タックル以上よ!」
「・・・五代。今晩空いてるか?」
最後の方は妄想が入りましたが要するにアレです。携帯電話がいかんのです。これがあるから孤独な正義の味方であった貴方の組織が、いつの間にか馴れ合い集団と化し、変なヤツラが介入する隙を作ってしまったのです。そう、これからは電波の通じない砂漠や密林で戦うことをお勧めします。さながら、あなたの探検隊の如く。