探し物はナンですか?カレーにつけるアレ

・・・Xライダーの続きはどうした?
いやはや、しばしまたれい。そうネタをポンポン放出しちゃあ、バナナの叩き売りではないかね、ワトスン君。*1ここでは現世の話題として忘れ物の話をするよ。
そう、私はついこの間フラッシュメモリーを無くしてしまったのです。ああ、我が愛しのフラッシュメモリー(時価3000円)は今何処に。あそこには私の多宝塔*2のデータがすべて入っていたというのに。失意に暮れ、探し回っても一向に出てきません。しかし気分的には納得できない。そんなとき、私はこう思うことにしています。「彼らは忘れ物の国へ行ったのだ」と。
忘れ物の国、それはすべての忘れ去られた者たちが集うアルカディア。どこかにあるユートピア。どうすれば行けるのだろう、教えてほしい。「教えます!」この国に生きながらにして行く為には、誰からも自分の存在が忘れられる必要があります。この非常に困難な試練を乗り越えた人の下に健忘の精(フォルゴテン)がやってきます。彼は忘れられたものにしか見えない「ワスレル」という現象が具現化したものなのです。人が彼の存在を記憶するためには、自分が記憶されていないことが必要条件になります。たとえるならばゼロから向こうの世界・マイナスの住人なのです。
フォルゴテンに伴われ、向かった世界にはマイナスの住人たちが住んでいます。しかし、彼らの存在を知覚することは、現世での我々のたしなみと違い、忘れることと同義語なのです。そこで人やものに会えばあうほど、それらを記憶すればするほど健忘が進んでいくのです。つまりそこでの記憶は負(マイナス)を増殖させていく行為、ネガの世界なのです。ここでのマイナスが飽和量に達すると、もはやこれ以上忘れることはできなくなります。そうなるとこの世界にいることはできなくなります。そこで出てくるのがX(カケル)です。マイナス飽和量に達したものは、二つ一組で共同生活を送ることを義務付けられます。彼ら(モノであれ人であれ)二つがかかわり合う事によって、化学反応が起こり、存在の変換が生じてひとつの姿に結合されます。これによってプラスの世界である現世に戻ることができるのです。
だからきっと私のフラッシュメモリーもサラダ油か中年婦人とこれを行い、サラダ油味のフラッシュメモリフラッシュメモリー婦人になってこの世に戻ってくるはずです。
・・・そんなもんはもういらないけど。

*1:ちょっとおつむが足りないが気のいい中年。変態探偵の数少ない友人

*2:ワイのコーナーを参考にしたまえ