サクラサクサクニサク

桜がちらほら見えてくる今日、この頃。山手線に引かれたので、イモリに石をぶつけるため城崎*1に行ってきました。往復十時間、滞在五時間という凄まじさですが、まあ気にしません。山陰本線和知駅・・・キニシナイヨボク。
到着後、早速一の湯へ。洞窟風呂といううたい文句にドキワクしつつ向かうと、たしかに洞窟が。しかしでかすぎてあまり閉塞感がありません、ガッカリガガーリン。『泉質は塩化ナトリウムだった』
風呂上がり後は温泉寺へ。ここは養老年間に道智上人に作られた古刹で、今回の旅の目的の一つはここに行くことだったのです。麓にある薬師堂で薬師如来のブロマイドをゲットすると、山の上にある本堂まで登山です。
杖を片手にエッホエッホと二十分。到着です。本堂は重要文化財南北朝〜室町期のものです。大規模な改修が加えられていて、部分部分で創建期と改修期の部材の色が違います。西洋の文化財修復は石の色を変えることで当初のものと差別化を計りますが、これなんか近いものがありますね。

*1:志賀直哉『城の崎にて』のパロディーです。決して山手線に私自身が引かれたわけではないので誤解なきよう