リベンジ箕面2

山道をフラフラ行くこと約一時間。ようやく勝尾寺の山門が見えてきました。山深き中に鎮座まします古刹。さぞ神さびている、と思いきや
「はではでやんけー!」
まあ、畿内に住まう人なら誰でも知っているほどテレビコマーシャルを打っている寺です。財政が潤沢なのは当たり前。入口だって自動ドア。駐車場、喫茶店、土産や、宿泊施設は標準装備。ただユーモア溢れる点は寺じゅうにおみくじのミニ達磨が棲んでいる所です。柱の隙間、石の間、蛙股の上、ありとあらゆるところからこちらに微笑みかけます。ちょっとした呪いに心も朗らかになります。ほら、あなたの後ろにも。「どうやってあんなとこに置くんでしょうね」真言僧氏のつぶやきには「法力」と答えておきたい。
勝尾寺を見終った後には東海自然歩道発祥の地を探索です。東京都の高尾自然公園から始まり、神奈川、山梨、静岡、愛知、岐阜、滋賀を通過して、京都を囲む山々を周回した後、箕面を終点とするハイキングルートの代表各ともいえる歩道で、昭和44年に設立されました。ントワールくんと私はしばしばこの道を歩きすぎ、被害を受けています。その仕返し・・・恩返しをするため発祥の地へ。
・・・記念碑すらありませんでした。なんでやねん!
都築ます