科学者(外伝)

「オォラロォォドが、ひらかぁれたぁっ!」
ということでショット・ウエポンさまについての番外語り*1です。ダンバイン本編では愛人のおかっぱピアノ教師*2と共に爆風の中に消えたショットさまですが、どっこい彼は生きていた!ここからは脳内若本規夫ボイスでお楽しみください。(誰が楽しむ?もちろん私が)
あの戦いから遥かに時は流れてバイストン・ウェル。激しい戦いの生き残りはただ一人。そう、オーラマシンの開発者ショット・ウエポンであった。しかし彼は老いさらばえ、肉体すら捨て生きる屍と化していた。口調も「私」から「ワシ」。語尾も「じゃ」。おまけにゾンビ化したショットにはもはや往時の輝かしさはなかった。*3彼は元の世界に帰るか、もしくは死ねない体が消滅することを願い、バーン・バニング*4の生まれ変わりとおぼしきラバーンを利用する。しかし、この男が色ボケだったのが彼のケチのつきはじめであったのかもしれない。ラバーンはその色ボケぶりをいかんなく発揮。どこぞからレムルという貧乏姫を拐ってきてどう考えても女が喜ばないモーションをしきりにかける。これも常軌を逸して最終回間際にはショウのストーカーと化していた、前世の因縁の成せるわざであろうか。それに怒った姫の友達以上、恋人未満のシオン・サバ(以下塩サバ)に基地に乗り込まれる羽目になる。いったんは追い返したものの、謎のカルト騎士団の教祖に祭り上げられ、強化された塩サバに再度迫られる。そんな中でも「おめぇの彼氏の首をチョンギってプレゼントするぜぃ!」と決死のアプローチをレムルに向かって繰り広げる彼の脳内はもはやハイパー化*5していた。
そんなこんなで核ミサイルが乱立するザブングル最終回のようなシチュエーションで二人は対峙。両者の色ボケから生じた憎しみのオーラと核爆発を生かせば現世に帰ることができる。ショットのもくろみは最初からそこにあったのだ。それを知り怒る色ボケもといラバーン。「騙したな」を延々と繰り返す貧困なボキャブラリーは彼の女縁の無さを裏付けるものだった。塩サバをほっといてショットとラバーンはどつき合いで自滅。余った塩サバは色ボケとゾンビ科学者、狂信カルト騎士団という本作品の男のラインナップから導き出される必然としてレムルと結婚するんだなこれが。ま、そんなこんなで幸せに暮らしたということであ〜る。ひゅーひゅー。(後半音速丸
教訓。ながいきはほどほどに。あとパートナーは熟考しましょう。

*1:ダンバインOVA全三巻の内容を要約したものを語るという意

*2:cv横尾マリ。富野イカレヒロイン二代目たるエルチ・カーゴを好演(ちなみに一代目はフォルモッサ・シェリル(井上遙)、三代目はカテジナ・ルース(渡辺久美子)ロザミア・バダムやクエス・パラヤを入れるかは要考慮)した

*3:毎回オープニングで目が血走ってたり、腕がぼろぼろ取れたり、「ヒョッヒョッヒョ」て笑うショット様なんか私のショット様じゃない!!

*4:以後のファンタジーっていうかロードス島に多大な影響を与えたライバル。「ハイパーしなくとも!!」などの珍台詞も名状しがたい魅力

*5:禍々しいオーラが満ちると起こる巨大化現象。強くなるが必ず自滅する。他番組では私の敬愛するマッドギャランも死の間際にハイパー化していてびっくりした