宮原永海どこだ?

着信アリ2 [DVD]

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ということでruro-ni氏と恐れながらもリベンジしました。昨日。しかし・・・、あんまし怖くなかった。どう怖くなかったか、何がいけなかったかといえば


瀬戸朝香が酷すぎる
昔、妹を置いてけぼりにして死なせたことがトラウマになっている女性刑事。そんなトラウマを持つにもかかわらず、彼女を頼ってきた男女二人を悪霊渦巻く炭鉱に置いてけぼりにする。しかも自分は台湾人のカレシのところに行くという理由だけでたった一台しかない車で帰還というカテ公*1並のキチ○イ。でその結果、恋人を殺された女に対しても「犬に食われたと思って諦めな」的ニュアンスの言葉を吐き捨てる外道。ちゃんと最後にバチが当たる。


・無駄な恋愛色、しめっぽさ
とにかくカップルが多い。外道・瀬戸朝香(あ、瀬戸朝香自体が外道なわけじゃないよ)と謎の台湾人ジャーナリスト。瀬戸朝香背信により地獄に叩き落されるカップルなど、恋愛要素が強い今作。海外のホラーなら協力してナタやらオノやら振り回して殺伐としたファイトを演じてくれますが、農耕民族日本人は諦めがよすぎてなんだかうざいです。悪霊に同情して「カワイソゥ・・・」なんていってる女も「同情するなら魂クレ」となみに彼氏をブチ殺されます。瀬戸も見捨てた妹とのドリーム和解が適いながら、まったく報われず刺殺。海外のように麻薬パーティと奔放な性を謳歌するハッピィ野郎ならいくら報われなかろうがギャグにできますが、この湿っぽさでは下手に笑うことができません。ともすればいい話と勘違いする人も出そうです。


・マジックポイントの低下
前作の敵はあらゆるマジックパワーを駆使し、主人公を恐怖のどん底に陥れていきました。例えば
・母親をゾンビ化して襲わせる 消費MP333
・風の魔法で限定した相手のみ吹き飛ばす 消費MP56
・エレベーターをこじ開けるシンドラー殺法 消費MP42
・あめちゃん挿入 消費MP5
・ワープ 消費MP10
・胎児のホルマリン漬け無限増殖 消費MP217
・ザ・ワールド 消費MP999
・人間ねじりあげ 消費MP124
・死の宣告 消費MP36


などの脅威の呪文を駆使します。しかしこれらの呪文の数々も本作では
・死者操作 消費MP150
・針攻撃(強化モードとして杭攻撃) 消費MP 針20 杭54
・黒炭挿入 消費MP5
・ワープ 消費MP10
・包丁でブスリ 消費MP12
・時間差攻撃 消費MP220
・人間ねじりあげ 消費MP124
・死の宣告 消費MP36

(消費MPは私の推定)


と、明らかにレベルダウン。さながらゼットンゼットン二代目*2のごとき弱体化です。

今ファイナルが上映中ですが、これらの弱体化が改善されていることを切に願ってやみません。

*1:カテジナ・ルース

*2:最強の宇宙恐竜。初代はワイルドアームズのスタッフがいまだにリスペクトしている。恐竜の癖に知的であっさりウルトラマンを倒した剛の者。しかし二代目はフニャフニャしてて体色も退色。おまけにタッグ組んでも負ける情けなさ