ジャータカ

陽気な仮暮らし。日暮。そんなディトリッパーな日々を送る私ですが、昔を振り返ることもままあります。
それは云年前。遥かなる浪人時代の話。主家の改易ののち仕官先を求め、大藩、小藩を行ったり来たり。特技は刀剣鑑定とカツラの人を当てることと蟻焼きという乱世でも平世でも役立たぬスキルをひっさげウロウロウロウロ。しかしそれも昔の話。今では五百石という大扶持持ち。たまたま愛用の虫眼鏡で蟻を焼いていた所、越前松平藩*1の好学な殿様の目に止まり、虫眼鏡の技術と引き替えに現在の地位を手にいれました。最も役に立たないと思っていた蟻焼きの技能が仕官の足掛かりになろうとは、人間万事サイオウガウマですな。はははは。
というのは嘘で河合塾大宮校にいました。休日は黒澤映画を見てビートルズを聞き、平日は電撃姫を読み、伊集院光のラジオを聞く毎日でした。

*1:現在の福井県福井市に本拠を構える親藩の雄藩