スラスラスランプ

風の向くまま、気の向くまま、今日もふらりふらり、明日はひょろひょろと現世の波間を漂っているマントラプリです。おコンバンワ。「命ー賭けてとー、誓ったー日からー♪」あの素晴らしい愛を二度、三度。場合によっては四度、五度。ゴドーを待ちながらぽつねんと佇む私であります。
最近は書くことも無いので、気焔をはいておりますよ、ゴウ。しかも今日は雨。グジョグジョに塗れそぼる傘を見ていると、鬱の五段がさねぐらいになります。雨が降るといやですね。行動範囲が狭まったり、傘が濡れたり、場合によって私が濡れたりします。我々人類は雨を防ぐ手段とタッパのでかさを持っているからまだいいものの、蟻君なんかは地中の巣が水攻めに合うと、一族郎党浸水死する羽目になりますね。天才マン*1が「あらゆる死に方の中で最も苦しいのが水死」と言っていたのを思い出します。
かような天地の恵みも、蟻には大害、人間には小害を与えます。しかしそれらも大地を潤し、恵みを与えると言う点では地表にとっては大恵を与えることになります。そこで考えました。「スケールが大きくなればなるほど、なんでも善いことのように思える」と。オチデント*2も太古は巨人族謳歌する地上だったはずです、彼らは我々が「ウゼー」と思うことも恵みとして感受するだけの、鷹揚さ(ないしは鈍感)を持っていたはずです。我々もそれに習い、巨人化を図る必要があります。そして往古の巨人族ぐらいのサイズになった時、新しくやってきた我々サイズの新人類に滅ぼされるでしょう。そのころには滅ぼされることも甘受するぐらいに鈍感になっているはずですから。オールオッケーです。

*1:とっても!ラッキーマンに出てくるよっちゃん(世直しマン)の部下

*2:西洋のこと。主にギリシアや北欧