水戸光圀の圀は即天文字
昨日、水戸黄門を見てそのあまりのアバンギャルドぶりに引いたマントラプリです。おこんにちは。
先日、鹿鳴館大学の授業の手伝いに向かった際、「水戸黄門の80年代におけるアクション重視路線への変遷」という話題で盛り上がった為、気になってチェックしたのですが、安いコントのような登場キャラのノリに軽く引いてやめました。何事も予想と現実は乖離しているものです。時代劇ヒーロー中、最年長の水戸黄門ですから、当然悪人を殺傷することもない穏やかな展開を予想しておりました。しかしよくよく考えてみるとあの爺さん、毎回バトルしております。しかも今回の黄門は戦闘力は助さんや格さんよりも高そうな面構えです。武器が杖でなければ、悪人どもは容易く(たやすく)ヘブンへと送られることでしょう。
しかし水戸光圀公も毎回諸国を旅して、いい加減日本にも飽き飽きしているはずです。そのため体をもてあまし、ついつい棒を振るっての大活劇となってしまうのです。そこで、今度のスペシャルの際には李氏朝鮮や、尊敬する儒学者・朱舜水*1先生の地元の中国へと遠征漫遊記を繰り広げてほしいものです。多分倭寇と間違えられますが、由美かおるの入浴シーンは万国共通のパスポートとなるはずです。松下の力を持って是非黄門を海外に。そして綱吉*2よ柳沢吉保*3よ。かのにっくき中納言*4が海外へバカンスに行っている際に水戸徳川家を取り潰すのだ!!そうすれば大日本史*5も編纂されずに済み、水戸藩が主家に対して内ゲバを繰り広げることもなく、徳川家の滅亡が十年は先延ばしできる!!