愛・植物

はいはぁい。
今日は少し穏やかな日です。少し寒いけど。

春の近づきが鼻っ柱をむずむずさせます。そう、花粉症です。眉目秀麗なる紳士淑女の皆さんもこの病に一度アテられたら、世にも恥ずかしい水をボドボドと垂れ流すハメに。

花粉症
北宋の武官・華墳総(かふんそう)が考案した生物兵器。植物の花粉を部下に大量に集めさせ、風下の金軍に向けて使用。目くらましの効果を発揮し、莫大な戦果を挙げた。
なお、この兵器は本来は目くらましに使われたが、大量の花粉を吸い込んだ金軍の多くが故郷の満州に帰ってから花粉症を発症する。それを風土病と恐れた金は北宋への侵攻を一時停止したという。この意味で華墳総が考え出した戦法は二重の効果を発揮したといえよう。日本に持ち込まれたのは十一世紀の刀夷の入寇(といのにゅうこう)によるもので、この際金は華墳総の戦術を日本人に向かって使用したという。
なお、花粉症の語源はこの華墳総から来ていることは言うまでもない。
民明書房刊『中華世界の本草学』より抜粋

はい、嘘です。
嫌ですねえ。恐ろしいいですね。大体がですよ。何で私たちがわざわざ他人の生殖のとばっちりをば食わねばならぬのです?植物もおのれらの性行為のためにぎゃんぎゃん枝を震わせて、黄色いものをばさばさやらなくても、結婚相談所「ツヴァイ」にアンケートを書き込んで送れば、お見合いができるというのに・・・。彼等は文明の利器を知らないので手当たり次第に花粉を飛ばしまする。
まだ見ぬ相手を求めて、手当たりしだいに花粉を飛ばす。コレじゃぁ出会い系サイトと何ら変わらない胡散臭さじゃないですか。もう少し相手を絞って思いが確実に実るような方法を彼等も考えたほうがいいと思います。そう、不特定多数の誰かではなく、自分だけの誰かを。
それを考えるようになったとき、植物にも愛が生まれ、群れが生まれ、やがてはコロニーができ、植物人間への第一歩を踏み出します。
・・・しかしその愛では地球は救えない。でもいい、とりあえず花粉症の私を救って!!