いつか 踊る阿呆になる 君たちへ

ひとはいつまでも傍観者ではいられない。踊る阿呆になる決意をしなければならない日がきっと来る。それを「覚悟」と言う。
踊るからには笑われることを覚悟しなければならない。踊るからには下手であることも、みっともない事も自分の中に飲み込まなければならない。
自分がひとを笑ったように、笑われなければならない。自分が送った冷たい視線は、今度は自分に跳ね返ってくる。
しかしひとは踊らなければならない。どこかで踊らなければならない。踊らないまま終わることは、きっと、もっと、恥ずかしい。そのことを自覚しないぐらいに、恥ずかしい。
だから覚えておくといい。いつか、どこかで、誰かのために、自分のために、踊る日が来ると。
この言葉をいつか 踊る阿呆になる 君たちへ 捧ぐ。