うしうし

昨日は宇多源氏くん、紀ノ国くんの三人で奈良の新薬師寺で行われた薬師悔過(修二会)に行ってきました。楽しかったです。おわり。
・・・うそだよ。ちゃんと続けますよ。子供の夏休みの日記ではありません。
京都駅から近鉄に乗り、一路奈良駅へ。車内では宇多源氏君が竹鶴政孝の妻・リタの伝記を読んでいたので読ませてもらいました。政孝は自宅(竹原の竹鶴酒造)の階段から落ちて鼻を打ったおかげで鼻の通りがよくなり、ウィスキーのマイスターになれたそうです。なんだか頭の悪い話です。・・・多分日本一竹鶴政孝が出てくるブログですね、コレ。
奈良に到着。この日はちょうどお釈迦様のバースデー(花祭り)だったので、あっちこっちで誕生仏に甘茶をかけまくっていました。我々も負けじと興福寺で甘茶がけしまくりました。その後は奈良町をぶらぶら。私と紀ノ国くんはテニミュの「あいつこそがテニスの王子様」を延々と口ずさんでいました。
「キモいよ病魔クンっ!!」「ルンダルンダ!!」「なんなんだこのエッチ電話!!」
へんな人にしか見えません。そのままメインストリート・三条通に出ると思いきや、途中にある蕎麦屋・かえる庵で昼飯です。ここは分かりにくい場所にあるのですが十割蕎麦を標榜していて大変美味です。知られていませんが奈良市内は意外と蕎麦激戦区であり、この他にも春鹿の隣の玄そばや、飛火野荘前の観そばなど、さまざまな蕎麦を味わう環境が整っています。しかもレベルが高い。観光協会ももっと宣伝すればいいのに、と思います。ちなみにかえる庵のそばは800円、蕎麦焼酎があるので蕎麦湯で割ってトロトロ感を楽しめます。ちなみに今回は蕎麦だけ頂きました。
その後は奈良国立博物館に突入です。特別展「神仏習合」を見るために。
これは凄かった。本当に濃かった。我々は12時に意気込んで入館したんですが、第一室の序盤の展示『多度神宮寺伽藍縁起并資財帳』を端から端まで延々と読んで30分ほど消費してしまいました。多度神宮寺は桑名郡に作られた初期の神宮寺の一つです。去年の夏に友人の623君と車で行きましたが十一面観音堂だけ残して跡形もなくなっていました。

多度神宮の脇にありました。この時神主さんに多度神宮寺の所在を聞いたんですけど、今では分からないみたいです。
天台宗真言宗がこの神宮寺の所属をめぐって長きにわたる戦いを繰り返したりと、興味深い寺院なのです。その根本史料がコレです。
その後若狭・多田寺の薬師如来像やら二月堂修二会の神名帳で激しく体力を消費。まだ第一室なのに、二十分の一も見ていないのに、早くも体力の3分の2を消費し、時間は1時間近く経っていました。全員の顔が疲弊に彩られています。書いている私もそのときの事を思い出して疲弊してきました。なんで、ココからは内容を大幅に飛ばします。
展示ナンバー17 梵鐘(福井・剣神社)
剣神社=越前二宮=越前リョーマ=あいつこそがテニスの王子様
「うげっ!えちっぜ〜ん!!」

展示ナンバー41 十一面女神坐像(福井・八坂神社)
八坂神社=所在地は福井県丹生郡越前町越前リョーマ=あいつこそがテニスの王子様
「渡米!えっちぜーん!!」

展示ナンバー85 明恵上人樹上坐像像(京都・高山寺)
明恵上人=湯浅出身=湯浅プリンスホテル=あいつこそがテニスの王子様
「そぼろだ、えちっぜーん!!」

展示ナンバー159 山王宮曼荼羅(奈良・大和文華館)
山王=日吉大社=日吉若(ひよしわかし)=あいつこそがテニスの王子様
ニート。えちっぜーん!!」

展示ナンバー164 雨法童子(三重・金剛證寺)
雨法童子=うほう=うほ=・・・ウホ
「ウホッ!!えちっぜーん!!」

・・・つかりた。新薬師寺悔過についてはまた次回。