君が誰だか思い出せない。つい昨日会った気もするのだが、初めて会ったような気もする。そんなデジャヴのようないい加減さ。決して良い加減ではない。君の事を思い出さなければおさまりが悪いんだ。芋虫を生きたまま飲み込んだ気分だよ。そいつが胃の中にストンと落ちずにのどちんこを行ったりきたりするんだ。そんなんだよ。最初から君を知らなければ良かった気もするが、知ってもよかった気もする。とにかく善悪開不快にかかわらず、こういう状態が一番アレだ。そう、アレだ。アレがなにだかわからない、アレのことを指すアンな状態だ。うん、芋虫がもぞもぞ。