リポジトリ・オブ・ヒロカワ3

一昨日の続き。
幻覚の正体がパーフェクトリバティの世界平和祈念塔だったことを知って一段落のmantrapriです。
次なる目的地は近つ飛鳥博物館です。どう見ても造成したての一本道を歩きます。人っ子一人通りません。唯一マンホールだけが、

「和を以って貴しと為す」と、私を励ましてくれます。ありがとう、太子。
と、マンホールの輪をもって和んでいるのも束の間、私の目の前に巨大要塞が!河内はSF空間かっ!?

これが近つ飛鳥博物館です。久しぶりのクーラー効きまくりの室内空間でほっと一息。中は素敵な古墳空間。おもわず暗く涼しい地底に埋まりたくなってしまいましたよ。しかし、ここで眠りにつくわけには行きません、ええ、私の目的は弘川寺へと辿り着くこと。そして「東方紅楼夢」での西行寺幽々子本の成功を祈念することなのです。ココでへばってたまりますかいっ!!

こーんな幽々子嬢ビジョンを頭の中に思い浮かべつ、桜の唄を口ずさみつ、再び灼熱の下界へ。そして博物館裏の山をぐんぐんとよじ登るハメに。聞いてないよ。すごい急坂です。その坂を20分ほど上ると山深い景色が広がってきたではありませんか。

葛城山です。となると山の向こうは奈良県御所市ですね。さすが近つ飛鳥というだけはあり、奈良が近い。と、そこに一つの立て札が出てまいりました。

どうやらココは平岩城という中世の山城のようです。鎌倉末期に平岩氏という豪族が楠木正成に呼応して幕府軍と戦ったところだそうです。…どうやら私の進路は楠木正成の千早赤坂城攻めるために幕府軍がたどったコースをそのままトレースしているみたいです。幕府軍楠木正成の前に一敗地にまみれました。すると、このコースをたどっている私も…。
炎天下の強行軍と、鎌倉幕府の末路というダブルパンチによって私のエネルギーは削られていきます。果たして無事弘川寺へと辿り着くことができるのでしょうか。
次回でフィナーレ。