雨雨降れば、秋になる

はぁ、雨が降っております。寒いです。秋です。憂鬱です。
この三年間、この季節が来るたびに秋の憂鬱さを語っておりました。なぜかこの季節がいやなのです。もうとっとと冬にお出まししてもらってコタツミカンとしゃれ込みたいのですよ、あたしゃ。
ある程度自由が奪われないと、人間は自由の価値を理解しません。春秋は自由すぎるのです、体が。
一方の夏冬は気候の影響でどうしても体に負担が生じます。しかし、その負担が心に自由の息吹を伝え、精神を軽やかにしてくれるのです。そう、秩序なき開放と、秩序ある制限。私は後者を愛します。そういう意味では過分に保守。しかし季節に動かされる浮薄さよりも、制限を愛する鈍重さがよい、ほんと。
あー。秋いや。早く冬になれ。