線とマッスグ

大変です。あの伝説の筋肉漫画家・ふくしま政美が週刊マンガサンデーにて『女犯坊』の再連載を始めました!!
かの人こそ『北斗の拳』のヒット前に伝説の無頼筋肉伝記『聖マッスル』を少年マガジンで連載し、そのあまりに濃すぎるタッチと飛びぬけたストーリー展開から多くの読者を置いてけぼりにし、一部の読者からはいまだに語り草にされたいる、伝説の漫画家です。
もう『聖マッスル』がとにかく凄い。全裸の主人公がお花畑に寝ているところから始まります。ええ、「少年」マガジンです。「さぶ」や「薔薇族」ではありません。で、その主人公、目覚めたとたんうっとりと陶酔していますが、はっと正気に返ります。
「オレは、誰だ?」
そう、彼には記憶がなかったのです。主人公(後に聖なる筋肉・聖マッスルと呼ばれるようになる)は花畑を去り、自分の名を求めて荒野へと旅立つのです。で、辿り着いたところが
「人肉でできた城」
こればっかりは見ないと衝撃が伝わりません。ぜひふくしま政美復活のこの期に旧版の女犯坊だけでなく、拳闘・ローマの星や聖マッスルも買いやすい文庫版で復刊してほしいところです。