なぜだか、涙が、とまらない

私をきずつけたもの
手をさしのべてくれたもの
すべてに
祈りをこめて

成恵の世界 10 (角川コミックス・エース 60-10)

成恵の世界 10 (角川コミックス・エース 60-10)

なぜだか、涙が、とまらない。
それはこれまでの蓄積か、これからの未来か、分からない。
でも、十巻は。この十巻はいろいろな、私たちにはどうしようもない「不可能」をつつむやさしさに満ちている。
だから、読んでほしい。たとえ半径三キロ以内の書店で手に取ることができなくても。
だから、感じてほしい。その蓄積を、私たちの、触れ合うことの、可能性を。

この巻には、あらゆる可能性が満ちているから。
この巻には、あらゆるユニバースがほほえんでいるから。

もし、あなたのパラレルワールドが、私に微笑みかけるなら、読んでほしい。

それだけ。