今月の大法輪

出てましたよ、最新号。
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今回の特集は「知っておきたい仏教の常識」です。「大法輪」の購読を始めようと思っておられる方はここから入るのがうってつけ。
特集は【第一部 ブッダ釈尊について】釈迦の生涯と思想から始まって、【第二部 歴史について】仏教教団の成立と各国への伝来、日本での展開について平易に説いています。【第三部 教えの基本は】【第四部 お経について】ここでは、仏教という宗教の基本的な教義、およびお経などの基礎知識が述べられます。【第五部 日本にどんな宗派があるか】そして次に、日本の仏教の宗派ごとの特色を宗祖や教義、経典の紹介を中心として説き、【第六部 仏像について】で、その信仰の対象となる仏の種類や、その見分け方が述べられ、仏教における「イコンとその受容」の概念が理解できます。【第八部 葬儀・法事について】【第九部 修行・信仰のすすめ】は我々の日常生活に関わる仏教の「儀礼」についてです。「現代」仏教の基礎知識ともいえるパートでしょう。
以上、今回の特集を読めば基本的な仏教に関する知識が身につきます。(たぶん)仏教に興味がある人、馴染み深いだけに実はぜんぜん知らなかったその歴史と、文化を再認識するにはうってつけの特集です。
毎号の連載も充実です。
日本で一番唱えられているであろう経典「般若心経」の歴史を概観する、新・『般若心経』入門はいよいよ、日本本土へ上陸。古代における般若心経の受容とその展開、および現存する古代の経典、経巻の遺品をあまさず紹介しています。
立松和平氏の連載・良寛では、山陽を離れた良寛が生まれ故郷の出雲崎へと戻ります。
また、今号からの新連載・日本仏教建築の歴史も、今後見逃せないコーナーとなりそうです。
ということで大法輪6月号は定価840円で全国の書店にて発売中。回し者ではないですが、お勧めです。