昨日買った本

奈良国立博物館の西国三十三ヶ所展が最終日だったので見に行きました。

この格好で。あ、前も言いましたが私西国巡礼をやっておりまして、今年の三月で満願成就いたしまして、今二周目ににトライアルしております。
だもんで、今回は奈良国立博物館の真横にある、第九番札所の興福寺南円堂に巡礼しました。ちなみに地方都市Kの自宅からこの格好でとぼとぼしたので道行く人からチラチラ見られたり、会場でも四人ぐらいに声をかけられました。

これが興福寺南円堂です。本尊は不空羂索観音〈ふくうけんじゃくかんのん〉です。創建当初のものは治承の兵火で消失し、現在の本尊は平安末の文治五年〈1189〉に運慶の父・康慶〈こうけい〉によって再建されたものです。
堂の前で般若心経を読誦し、御朱印をもらいました。折角二周目なのですから、つぎからは経典を書写して奉納したいと思います。元々巡礼に対しての「御朱印」とは、経典を奉納したときの認印の役割を果たすものなのです。
で、巡礼が終わった後はかえる庵で蕎麦を手繰りました。ここの蕎麦は蕎麦の一代スポットである信州・戸隠の霧下そばを使っている隠された名店〈本当に場所が分かりづらい〉です。興味ある方はググッてみてください。
で、その後奈良町をうろうろして、日本酒「春鹿」の今西清兵衛商店商店で試飲したり、元興寺の前で試飲したりしてへべれけになりながら帰りました…、と思いきや、
中通りかかった餅飯殿通〈もちいどのどおり〉の古本屋街をはしごしました。ここは奈良市内でも随一〈多分〉の古本スポットで、三条通と西寺林商店街の間の区間に五、六件の本屋が密集しており、京都よりも安価で善いものが手に入ります。今回手に入れた本のラインナップと値段を列記して更新を終わります。

500円。
日本思想大系〈20〉寺社縁起 (1975年)

日本思想大系〈20〉寺社縁起 (1975年)

カバーなし。1000円。
朱子学と陽明学 (岩波新書 青版 C-28)

朱子学と陽明学 (岩波新書 青版 C-28)

100円。100円。絶版本。とりあえず欲しい人の箇所だけ買い揃えるつもり。前に触れたリュクルゴスが載っているのはこの巻。ちなみに岩明均ヒストリエの主人公・エウメネスに関しては八巻に記載があります。奈良県の本屋では八巻は300円でした。