腐乱し出す

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ネロ「パトラッシュ、もうぼくはいしいてるおかんとくのさくひんをしょうかいするのはいやだよ」
「こないだアロアと風車小屋でいいことしてるの、ジジイにだまってやったろぅ。いいから付き合えや」
ネロ「だって、いくらみたって、えろすとぎゃくさつしかないじゃないか。吉田輝雄がしたり顔で『こんな世の中ではいけない』なんていってるけど、すたっふがだれもそんなけいもうてきなことをかんがえていないのがわかって、いいかげんうざいよ」
「いいじゃねぇか。今回はオムニバスで三本立てだから、苦痛も三分割だろう。がまんしろい」
ネロ「ぼくはきみみたいな野獣じゃないからムリだよ。さんぶんかつっていうけど、きんしんそうかんとあまとまじょさいばんだろう、さんばいだよ、さんばい」
「素敵なトッピングじゃねぇか。石井エログロヒロインこと賀川雪絵は、今回は尼の役で滝つぼで暴れまくりだぜ。たまらんなぁ」
ネロ「どうでもいいよ。あまでレズでドジョウ攻めでくしざしとか、もうかんべんしてほしいよ。さかなりょうりがたべられないよ」
「いやいや、アマはアマでも、鳥羽の海女(アマ)ばかりだった日本映画界に新たな尼(アマ)ジャンルを確立しようとしたんじゃねぇか、その心意気よしだぜ」
ネロ「そんなこころいきはいらないよ。そんなもくてきのためだけにまるがりにされたかがわゆきえさんや尾花ミキさんがかわいそうだよ。尾花さんなんかしんじんじょゆうなのにいきなりまるぼうずでどじょうぜめだよ。よこくへんにだんぱつしきのムービーがあったけどなきそうだったよ」
「強く生きていくことだろうよ」
ネロ「きみはひとのふこうにはいきいきとするんだね」
「特にラストの作品は石井監督の一大傑作『徳川いれずみ師 責め地獄』のアーキタイプになった傑作だ。長崎に展開する変態いれずみ師による洋ピン地獄絵図は、芥川龍之介の『地獄変』をこの世に現出させたと見まがうほどの凄まじさ!」
ネロ「べるぎーざいじゅうのきみがあくたがわなんかしらないだろう。これをみたかいがいのひとたちがまちがったえどじだいかんをうえつけられないか、しんぱいだよ」
「どうせガイジンの日本知識はハラキリとゲイシャとフジヤマだよ。あとはトヨタか。ここいらで石井輝男が加わっても、おかしくあるめえ」
ネロ「くぇんてぃ・たらんてぃーのかんとくもいしいてるおファンみたいだしなぁ。まちがったにほんじんかんがひろまらないか、さらにしんぱいだよ、ぼくは」