2011-06-11

11:13
今日は日曜美術館立川談笑がナレーターをやってた歌川国芳展に行って、亀戸に立川談笑独演会に行く。談笑デー。

11:35
秋葉原駅総武線ホームなう。トレカ販売店や牛乳専門の小売店があったりと、なかなかカオスなホーム。

14:55
代々木なうアニメーション学院。やっぱり歌川国芳は天才だわ。

14:58
陰影の使い方と、瞬間のとらえかたが、映画的。すぐれた絵画って動作の途中を描くことでもっとも動きを感じさせるけど、まさにそれだなぁ。

15:05
あとすげーアイディアマンだなーっと。酒呑童子の顔の変化を段階的に描いている絵があるんだけど、現代のCG技術を使ったようなモーフィングの仕方なんですよね。早すぎ。

15:10
あと、日本を刺青大国にしたのが国芳らしい。国芳水滸伝に全身刺青のキャラクターが出てくることから、江戸でブームに。893さんがしているような全身刺青が普及する。で、明治以降も世界に冠たる刺青大国として、大津事件の時来日したニコライ2世も日本土産に刺青を入れてもらっている。

15:12
じゃあ国芳の全身刺青のアイディアって、なにが元ネタなんだろう?あれだけゴテゴテとしたテクスチャー配置にこだわる人だから、きっと人間の体部分だけが空白になるのがもの足りなかったんだろうな。そこで総刺青という発想を生み出した。

15:14
国芳のヴァーチャルな発想から誕生した総刺青が、リアルに受け入れられ、普及する。日本って昔からヴァーチャルリアリティの国だよ、ホント。

15:20
そもそも日本人の景勝地への観光の発想は「歌枕」という、その土地に行ったこともない人間が妄想で詠んだ景観を、その妄想を共有するために訪れることだからな。リアルちゃうねん。ゲーム脳を否定的な意味で使う御仁は、日本の伝統や文化がゲーム脳の上に成り立っていることをご存じない。

15:58
亀戸なう。これから立川談笑独演会。前回は笠間稲荷で、今回は亀戸香取神社立川談笑独演会に行くときはいつも神社。

17:02
@tukinoha 原義の聖地巡礼さえも、そこで行われた奇跡や聖人の痕跡を見たいわけで、実は土地そのものからは切り離されたヴァーチャルな発想なんですよね。そういう宙に浮いた認識って、実は本源的なもので、それなくしては人間間のコミュニケーションは計れないのでは、と私は思っています。

20:19
立川談笑独演会終了。演目は金明竹、堀の内、左談次師が町内の若衆。中入り後に薄型テレビ産で〆。

20:24
出口で談笑師が一人ずつに挨拶してた。しまった、歌川国芳展の図録持ってたんだから、日曜美術館見ましたって声かけてもよかったなぁ。あまつさえ手ぬぐいも忘れかけるし。ああ、リアル堀の内だなぁ、自分。


http://t2b.utilz.jp/