富野作品のキーワード

6.地名 富野の変名である井荻麟を見ればわかるように、富野作品には武蔵*1や中央線沿線とその周辺である多摩地方の地名がよく見られます。氏の自宅が埼玉県の新座市にあったことからその近郊の地名をもじって使用していると考えられます。新座自体もダイタ…

5.逃走 「♪スペースランナウェイ、イデオーン、イデオンー」 ということでイデオンの元祖ツンデレことイムホフ・カーシャのイラストで始まりましたこのコーナー。今回のテーマは逃走です。レ・ミゼラブルや逃亡者の昔から、逃走劇は最もサスペンス性のある…

4.シメる女 さて、この不朽の名作「嘆きの天使」ローラ。これのパロディで女装した男がローラの格好をして踊るのがルキノ・ヴィスコンティ*1監督の「地獄に堕ちた勇者ども」です。それをさらに朴(パク)*2って「ローラ、ローラ」歌ってた西城秀樹を主題歌に…

3.残虐 富野作品を語る上で欠かしてはいけないのがこの残虐性というヤツです。日本のアニメ作品の暴力描写は、海外から日本バッシングの一環として取り上げられます。たいていのものはわれわれの眼からすれば取るに足らないものか、内容の無いものですが、…

2.ロボット 「何をいまさら」という言葉はいいっこなし、これを語らざれば片手落ち。そう、ほとんどの富野作品はロボットアニメです。しかし凡百のロボットアニメと富野作品が違うのはそれが単なる戦闘機械ではなく、なにかもっと別の異様なモノという点で…

1.学者の息子 今改めて思い出せばほぼ全員そうです。監督作品とはいえないまでも、デビュー作であるアトム*1をはじめとして、アムロ・レイは酸素欠乏症のガンダム開発者テム・レイの息子ですし、コスモ・ユウキくんも一話であっさり死んだ考古学者の息子です…